明日から実践できる!お金が貯まる習慣・考え方

  • 2022年2月28日
  • 2023年7月9日
  • 節約

こんにちは、ふーままです。

 

先日、「世界一やさしいお金の貯め方増やし方」という本を読みました。”お金の話”と聞くと難しいイメージを持ってしまいますが、本書は身近な話が多く、誰でも簡単に実践できる内容でしたので、紹介します。

 

本書では明日から実践できる お金が貯まる22個の秘訣 が紹介されています。実際に著者が、お金持ちや貯蓄ができない人から見聞きしたエピソードを踏まえながら、説明されているので、「たしかに!」と理解しやすく、楽しく読めました。

「もっと貯金を増やしたい・・・」
「お金の勉強をしたいけど、難しい話はいや!」

という方におすすめです。

 

 

この本の著者は、さんきゅう倉田さんというお笑い芸人さん。芸人をする前は、東京国税局で税務調査の仕事をしていたそうです。

その経歴から、経営者団体の講演会などで多くの経営者と会う機会がある一方で、芸人仲間からは、お金がない話、借金の話を数多く聞いてきました。

その結果、お金持ちとそうでない人たち、両者の話を聞いた結果、それぞれに「考え方や行動にある共通のパターン」があることに気付いたそうです。

そのパターンを22個にまとめ、紹介してくれているのが本書です。

 

その中でも、私が「これ実際に効果あった!」と感じたものや「今後気をつけよう・・」と思ったものについて紹介します。

 

お金が貯まる黄金ルール

本書で紹介されていたお金が貯まる22個の黄金ルールのうち、実際に効果があったものや、我が家でも取り入れたいと思ったものを5つ抜粋して、紹介します。

 

1. 貯蓄用口座をつくる

お金を貯めるには「先取り貯蓄」が、シンプルで確実。

 

手順は簡単で、

  1. 口座を2つ作る (1つは生活費用、もう1つは貯蓄用)
  2. 給料日がきたら、生活費用口座と貯蓄用口座に給料を振り分け、貯蓄用口座は絶対に手をつけず、生活費用口座のお金だけで生活をする

だけ!

 

我が家は結婚してから2年ぐらいまでは、ずっと「余ったら貯蓄」(お金が余った分だけ貯金する)をしていました。

しかも口座は特に分けていなかったので、毎月いくら貯金できたのかが目に見えず、達成感もありませんでした。

これではダメだと思い、口座を2つつくり、先に自分で決めた貯金額を別の口座に移すことにしました。

そうするとみるみる貯まるように

生活費用口座にあるお金だけでやりくりすればいいので、あといくら使えるのかがパッとわかり、「今日はコンビニに寄るのは我慢しよう」と自分を律することができるようになりました。

 

我が家は現在、給与の35%を先取り貯蓄しています。※ 本書によると独身の理想の貯金額は給与の20%とのこと。

今は社宅に住んでいて、ほぼ家賃がかからないため、貯蓄率を少し高めに設定しました。

きつすぎもせず、かといって無駄遣いができるわけでもない貯蓄額に設定したおかげで、やりくりを楽しめています。

無理がなく、楽すぎもしない貯蓄額を決めることが長続きできるコツです。

 

2. 家計簿をつけお金の流れを見える化する

お金を貯めるには、自分が何にいくら使っているのかを知ることが大事です。

先月の食費や娯楽費がいくらだったか覚えていますでしょうか?

まずは1ヶ月間の収支(特に支出)を記録して、1ヶ月でどのくらいのお金を使っているのかを知りましょう!

 

家計簿には、家計簿アプリがおすすめです。

私はマネーフォワードミーというアプリを使ってます。

クレジットカードや銀行口座、証券口座と連携ができるので、手入力作業が少なく、簡単に家計簿をつけることができます。
※PayPay,楽天ペイのような電子マネーが連携できないのが残念…他の家計簿アプリもみたいだけど…

無料でもできますが、有料版(500円/月)だと11個以上の銀行やクレジットカードと連携可能。私は有料版使ってますが、家計簿つける時間を短縮できているので、割に合っているかなーと思ってます。

 

そして大事なのは、家計簿をつけたあとの分析

家計簿を見ながら振り返りをし、無駄遣いがなかったか、自分はどういうときに無駄遣いをする傾向があるのかを分析し、次月に活かしましょう!

 

私は、ずっと家計簿をつけることに満足して終わっていました。

が、この本を読んでから、振り返りと分析をすることで、自分がショッピングモールに買い物に行った時によくカフェに寄ったり、お菓子を買ったりしてしまう傾向があることに気付きました。

そこでショッピングモールに行くときは買うものをあらかじめ決めておき、それ以外のものは買わない!というルールをつくることで無駄遣いが減りました。(たまーにカフェ寄っちゃうけどね…汗)

家計簿をつける→振り返り→分析のサイクルが重要です!

 

3. 保険は自分にあったものを選ぶ

保険は安心を買うもの。

みんなこぞって保険に加入する理由は、「病気になったらどうしよう」「事故にあって仕事ができなくなってしまったらどうしよう」といったように不幸な出来事が起きてしまったとき、どうしたらいいのか漠然と不安に感じるからでしょう。

しかし、「なんとなく不安だから保険金はこんだけあったほうがいいよね!」で決めてしまうと、本当に自分にあった保険に加入できたとは言えないので、

何かあったときに本当に自分が必要なお金を算出してから、保険を探すことをおすすめします。

 

たとえば、自分が亡くなってしまった場合、家族は生活できるのだろうか…と考えたとき、

公的保障から◯円、夫の収入が◯円、今の生活費が◯円ぐらいだから、あと◯円足りないな。ならそれをカバーできる保険に入ろう!というように、実際にいくら足りないのかを考えて自分に合った保険があるか探すようにしましょう。

 

私は結婚してすぐのときに、「結婚したらみなさんどんな保険に入るんですか?」と保険会社に聞きに行きました。

そうすると生命保険や収入保障保険など大量の保険を紹介されて、全部合わせると月25,000円にもなる内容・・・

あまりの値段の高さに思考回路がショートして(セーラームーン状態)、結局そのときは保険に入らなかったのですが、今思えば、「みなさんどんな保険に入るんですか?」という私の聞き方もおかしいですよね。(家庭状況もそれぞれ違うのにみんながどんな保険に入ってるのか聞くのはナンセンス)

 

その後、改めて保険の加入を検討するときは、事前に各保険の特徴や公的保障について調べ、本当に自分に必要な保険はなんなのかを考えました。

たとえば「生命保険は残された家族のための保険だから、子供もいない、配偶者も共働きで働いている今はいらなくいよな・・・」といった具合に。

本当に自分に必要と思った保険を吟味した結果、保険料はすべて合わせて月5,000円になりました。

最初に保険会社から提示された価格より2万円も安い・・・!

浮いた2万円分を貯金しておけば、保険に加入するよりも幅広い用途に使えます。あまりになんでもかんでも保険に加入することは、安心を得るためといいつつ、将来について考えることを放棄しているのかもしれません。

※偉そうなこと言ってますが、最近会社で入っている保険に気が付きました(いつ入ったかも覚えてない・・)。保障内容チェックして、自分で入っている保険も見直ししなきゃなぁ・・と思いながらできてません。汗

 

4. 不要なものを買わない

お金が貯まる人は「将来売るようなもの」「捨てるようなもの」を買いません。

つまり、そのようなものを買わなければ、無駄遣いが減る=お金が貯まります。

購入するべきか判断が難しい場合は、次の3点を確認しましょう!

  1. いつ使うのか?
  2. どのくらい使うのか?
  3. 費用対効果はどのくらいか?

 

例えば、夏にプールに行くため、子供の水着を買いたいとします。

  1. いつ使うのか→夏に2回プールに行く予定あり
  2. どのくらい使うのか→来年はサイズアウトになるため、今年しか使えなさそう
  3. 費用対効果はどのくらいか?→欲しい水着は3,000円。今年の夏2回しか使えないので1,500円/回。プールでできる水着レンタルを利用すれば、1,000円/回。それならレンタルにしよう!

といったように、買う買わないの判断ができるようになります。

実際に私は、上記の考えから子供用の水着は買わず、レンタルにしました。

 

また、著者は「欲しいから買う」のではなく、「必要だから買う」を原則としているとのこと。

「欲しい」以外に何か理由があるのか (仕事で使う、知人が作った etc..) を考えるようにすることで、衝動買いがほぼなくなったとのことです。

 

以前読んだ「お金の減らし方」と逆の考え方なのが面白かったです。(こちらの記事<お金への認識が変わる本。「お金の減らし方」/森 博嗣>で紹介しています)

こちらの本で印象的だったのは、

欲しいものはなんでも買えば良い、でも必要なものはできるだけ我慢をすること

出典元:お金の減らし方

という言葉。

今なくても生活できているのに、本当に必要なのか?ということらしいです。ただ自分が欲しいものは、本当に欲しいのかどうかをかなーりじっくり考えるそうです。その結果、将来売ったり、捨ててしまうことはないとのこと。

すこし考え方は違いますが、お金が貯まる人は「将来売るようなもの」「捨てるようなもの」を買わない という点は、本書と共通しています。

「この値段なら捨ててもいいか」、とか「フリマで売ったらある程度お金戻ってくるし…」と言った考え方はやめ、そもそもいらなくなるものを買わないという気持ちが大事だと思いました。

 

5. 「おもしろい仕事」×「自分にしかできない仕事」をする

本書で紹介されていた中で1番、「わぁーできてないなぁ、痛いとこつかれたなぁ」と思ったのがこれです。

私は大学生の時から、この仕事がしたい!といった熱意はなく、福利厚生が良く、しっかり休みが取れる会社に就職したいという思いだけで就職活動していました。

そういったことから今の会社や仕事に対しても強い思い入れがなく、「あー、めんどくさい仕事まわってこないといいなぁ」と思いながら仕事をしている日々。

本書に書かれていた

「倉田ケンジ50歳です。正社員は嫌なので、コンビニでアルバイトをしています。働くのはとてもつまらないです。早く家に帰って焼酎が飲みたいです」

そんな人を必要以上に敬うでしょうか。社会人として最低限の敬意は払いますが、それ以上のことはありません。

に、グサッ

 

やっぱり「仕事楽しい!」と思える人、憧れますよね〜・・・

自分もそうなりたいと思い、現在転職のために資格の勉強をしているのですが、今の仕事にも何かやりがいを見つけたいなと思いました。

しかしやはり仕事内容自体に興味が湧かない。

何か自分の興味が向かうもの…と思いついたのが転職に向けたスキルアップ。(もう転職のことしか考えてない笑)

Excelによるデータ分析の仕事が多々あるので、Excelの操作や関数をマスターしたいと思います。

今の仕事に対する熱意とは少し違いますが、転職に役立つスキルを身につけることができると思えば、今の業務と真剣に向き合うことができるのではないかと思いました。コツコツ頑張ります。

 

まとめ

「世界一やさしいお金の貯め方増やし方」で紹介されていた22個の黄金ルールのうち、実際に効果があった、これから試したいと感じた5つを挙げました。

他にもタメになる考え方や貯蓄できない人の習慣が紹介されていましたので、おもしろそうと思った方はぜひ読んでみてください!

  • 貯蓄用口座をつくる
  • 家計簿をつけお金の流れを見える化する
  • 保険は自分にあったものを選ぶ
  • 不要なものを買わない
  • 「おもしろい仕事」×「自分にしかできない仕事」をする