油断禁物!カナダ(バンクーバー)留学中の怖い体験

人気の留学先の一つであるバンクーバーは、治安が良く、住みやすい街というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?

ですが、それはあくまで「海外の中では治安が良い」というレベルであり、当時の私のように日本と同じ感覚で過ごしていたら怖い目にあうかもしれません。

この記事では、私がバンクーバーに1年留学していた時に体験した怖かった出来事とそうならないために注意すべきことを紹介します。

治安が良いと言われている場所でも、日本と比べたら危険な体験をする可能性が高いということを留学前に認識してもらい、せっかくの留学が危険な目にあって悲しい思い出とならないよう、気を引き締めて、留学生活を楽しんでもらいたいです。

ふーまま
ふーまま
事前に知っていたり、注意していれば回避できたものがほとんどなので、留学時はそういえばこんな話もあったなと思い出してもらえると嬉しいです。

 

留学中の怖い体験

1.ホームレスと薬物中毒者の溜まり場に迷い込む

バンクーバーに着いてすぐは、ついに海外にきたという高ぶりと友達がいなくて暇なことが合わさって、1人で観光地に向かったり、ぶらぶらと散歩をしたりしていました。

ある日、バンクーバーの有名な観光地であるガスタウンに行ったのですが、思ったよりすることがなく暇だったので、周辺を探索していました。

少し歩くと、さっきまで観光客でいっぱいだった場所からガラリと変わり、ガリガリの女の人が歩きながらニヤニヤしていたり、目が虚ろで何かを叫んでいる人がいたり、注射器がたくさん落ちていたりする場所にやってきました。

しばらく歩いていると、ホームレスのような見た目の人たちがわらわらと集まって何かを指差しており、「何があるんだろう?」と思い、指差している方を覗いて見てみましたが、特に何もなかったのがめちゃくちゃ怖かった覚えがあります(笑)

ほんとにリアルバイオハザードかってぐらい全員ゾンビのようでした。

後々わかったことですが、ここが治安の悪さで有名な「ヘイスティングストリート」でした。

バンクーバーに行ったことがある人や興味がある人は聞いたことがあるんではないでしょうか?

他にもバンクーバーで治安が悪いと言われているエリアとしては、「チャイナタウン」、「スタンレー・パーク」等がありますが、ここは別格です。

 

 注意点 

 治安が悪いエリアを事前に調べておく

 違和感を感じたらすぐ引き返す

 知らないエリアに行く時は、そのエリアに詳しい人と一緒に行く

 住宅・店に鉄格子がされているエリアは要注意

2.おじさんに追いかけられた

日本でも銅像になりきるというパフォーマンスをしている人ってたまに路上にいませんか?

その銅像パフォーマーがバンクーバーにもいて、路上でパフォーマンスしていたので、日本と同じ感覚で写真に撮っていたんです。

そしたらそのおじさんパフォーマーが叫びながらこっちに向かってきて、しばらく追いかけられました。(急いで走って逃げましたよ!笑)

お金を渡さず、勝手に撮ったらいけなかったんですね。

ちなみに、急に道端で親切に道を案内しだしたり、なにかくれる人も要注意です。道案内をしてもらったり、ものを受け取ったりするとお金を要求されます。無視が1番です。

 

 注意点 

 路上でパフォーマンス(道案内やプレゼント含む)している人は基本お金目当なので、無視 or 近づかない

3.カフェで麻薬取引

どっかで勉強したいと思い、ふらっとカフェにはいったんですが、入った瞬間に「あ、ここなんか違う」と感じました。もう客がみんな小汚いんです。

とりあえずカフェの中だし、大丈夫だろうとそのまま席に座って勉強していたのですが、ずーっと視線を感じていました。

あまりにもずっとなので、顔を上げ、視線の先に目をやると、男が袋に入った白い粉をチラチラみせて、「いる?」というようなアイコンタクトを送ってきました。

そんな誘いはもちろん無視をして、その後 男の様子を見てたんですが、カフェに入ってくる何人もの人に白い粉を渡していました。

カフェで引き渡すなんて大胆だなぁと思いながら、トイレに向かうと、そこにも注射器が落ちてたり、血痕があったり….

このように麻薬中毒者たちが出入りしているカフェもあるので、お店の中だから安全という概念は捨て、違和感を感じたらすぐに引き返しましょう。

※一つめで紹介したヘイスティングストリートも観光地のすぐそばにあるように、治安が悪い場所は本当に急に現れるんで注意です!

 

 注意点 

 お店の中だから安全とは限らない。違和感を感じたらすぐ引き返す

 治安が悪いエリアは事前に調べておく

 

4.好条件すぎる女性限定ルームシェア

この話は怖い思いをすることは回避できたものの、ぞわっとした話です。

私は留学中、いろんなところに住んでみたいという思いから1年間で5回ほど引っ越しをしました。

初めの1ヶ月はホームステイで、そのあとはずっとルームシェアを転々としていました。

ルームシェアの探し方はいろいろとあるのですが、私はJPカナダというカナダに留学している日本人のための情報交換掲示板で探していました。

JPカナダの賃貸情報掲示板では、ルームメイトを探している人(以下、オーナー)が、掲示板に物件情報を投稿し、ルームメイトの募集をかけることができます。

日本人オーナーだけでなく、現地のオーナーもJPカナダからルームメイトを探すことがあります。

※日本人は綺麗好きで静かな人が多いというイメージから、現地人からもルームメイトに最適!と人気でした。

私がルームシェアを探していた時、掲示板である好物件を見つけました。

  • 家賃5万(相場よりも2〜3万ほど安い)
  • 場所はダウンタウン(バンクーバーの中で一番都会)
  • 個室あり
  • 他にルームメイトはおらずオーナーと2人暮らし
  • 女性限定

というものでした。

※個室ありとか普通じゃんって思うかもしれませんが、リビングに仕切りを置いて、そこで生活するという条件のもあるんですよ…

すぐさま掲示板に記載されていた連絡先にメールして、見学を予約。

当日は同じ学校の日本人の女の子に付き添ってもらい、その物件に向かいました。

ピンポンを鳴らすとすぐに扉がガチャと開き、見てみると男の人。

「ん?掲示板に記載されていた名前、女の人じゃなかった?」

と少し動揺したものの、そのまま家の見学をしました。

部屋は1LDKで、オーナーはリビングで寝るので、私は個室を使ってもいいとのこと。

ただ一つだけ条件があると言われ、その内容が「個室は好きに使っていいが、個室にあるクローゼットは半分使わせてほしい。その代わりリビングにあるタンスを半分使ってもいいよ」というもの。

「いや、クローゼット使わずタンスを全部使ったらいいじゃん。クローゼット使わせてって毎朝着替えのたびに入ってくるつもり?」

と内心思いつつも、かなりの好物件だったため、少し悩みました。

考えているそぶりをすると、「入居してくれたら毎日ご飯は作ってあげる」や「ここからだと学校まで少しかかるから、バスの定期を買ってあげる」など様々なオプションをつけられまくり、結果その必死さが怖くなってやめました。

そしてその見学から1〜2ヶ月後、JPカナダの掲示板に下記のような投稿が。

 

XXXXXXXXX(住所)の物件には絶対入居しないでください!

オーナーは初めは良い人でしたが、次第にスキンシップが激しくなっていきました。

少し嫌だなぁと思い始めていた頃、家に帰るとリビングでオーナーが自慰をしており、私がびっくりして叫ぶと、急いで隠し ものすごい勢いで謝られました。

そのときは何度も謝ってくれたし、男の人だししょうがないと思ったものの、それから毎日私が帰る時間を見計らっては、自慰をして見せるという行為が続いていました。

はじめのうちは、何度も謝ってくれましたが、次第にやめることさえせず、ニヤニヤしながらこっちを見てくるようになりました。

本当に気持ちが悪く、危険を感じたので、引っ越したいとオーナーに伝えると、急に大声でキレ始め罵倒されました。

友達の協力などを得て、なんとか引っ越しすることができましたが、絶対にみなさんは入居しないでください。

住所を見てみると、まさしく私が見学に行った物件!!

投稿みた瞬間、ぞわっとしました。

特に女性の方は、ルームシェア探しは慎重に行ってくださいね。

 

 注意点 

 女性の方は、知らない男の人とルームシェアしない

 オーナーが男性なのに、ルームメイトは女性限定と指定している場合は要注意

 部屋の見学は、1人で行かない(一応オーナーに付き添いがいることを伝えておくとベスト)

 相場とかけ離れた好物件は罠があるかもしれないと疑ってかかる

5.深夜のバス停で変態と遭遇

バンクーバーは、バスが深夜1時や2時でも走っているのでたまにダウンタウンへ夜中遊びに行っていました。

そのときも深夜0時頃に住宅街にあるバス停へ歩いて向かい、乗り場にあるベンチに座って携帯を触りながらバスを待っていました。

しばらく携帯を触っていると、右からスカートを履いた人が歩いてきているのが横目で見えたのですが、なぜか私の前で立ち止まりました。

バスの時刻表でも見ているのかなと、顔を上げてみると、手錠をかけられ、目隠しをされた男が立っていました。

しかも目隠しをしているのに、私をじっと見ている….

内心「あ、やばい」と思った瞬間に、バスが到着!!走って乗り込みました。

本当にタイミングよくバスがきてれたので、結局ただの罰ゲームかなにかでそんな格好をさせられていたのか、本当にやばいやつだったのか真相はわかりませんでしたが、夜中に出歩くのは危険ということを認識した瞬間でした。

 

 注意点 

 夜は絶対、出歩かない

まとめ

治安が良いと言われているバンクーバーでも、私のように日本と同じ感覚で生活していると怖い目に合います。

ですが、ここで紹介した注意点を守っていれば、トラブルを避けることはできるので、留学前にしっかりと、海外は日本と比べたら危険な体験をする可能性が高いということを認識してもらい、警戒心を怠らず留学生活を楽しんでください。

 

注意点まとめ

 治安が悪いエリアを事前に調べておく

 違和感を感じたらすぐ引き返す

 知らないエリアに行く時は、そのエリアに詳しい人と一緒に行く

 住宅・店に鉄格子がされているエリアは要注意

 路上でパフォーマンス(道案内やプレゼント含む)している人は基本お金目当なので、無視 or 近づかない

 お店の中だから安全とは限らない。異様な雰囲気を感じたらすぐに引き返す。

 女性の方は、知らない男の人とルームシェアしない

 ルームシェアのオーナーが男性なのに、ルームメイトは女性限定と指定している場合は要注意

 ルームシェアの部屋見学は、1人で行かない

 ルームシェアの物件が相場とかけ離れたている場合は、何かあるかもしれないと疑ってかかる

 夜は絶対、出歩かない