Amazonでは、月額4,900円払えば、Amazonのマーケットで商品を販売することができます。
誰でもAmazon上に自分のお店が作れちゃうんです。すごいですよね。
私は今までAmazon.co.jpの商品は、すべてAmazonが販売しているものだと思っていました。(夫にびっくりされた)
しかも出品は1品から可能で、出荷作業は、手数料を払えばAmazonがやってくれます。
ですので、日中は本業があって商品の配送作業なんかできない!という方でも始めやすく、副業に最適です。
また、Amazon上では基本的に1商品につき1つの商品ページしかないので、その商品ページに相乗りという形で出品します。そのため、自分で商品ページを作り込む必要がありません。商品の説明や売り文句を考えたり、商品画像を作ったりを素人がするのは難しいですよね。
このように、リスクも少なく、初心者でも始めやすい仕組みとなっているのがAmazon出品です。
…が、私はAmazon出品を始めてたった3ヶ月で挫折してしまいました。(はやっ…)
理由は5つあります。
私がAmazon出品を辞めた5つの理由
1. Amazonの横暴さに耐えられなくなった
これが辞めた最大の理由です。
Amazonで出品しているので当たり前ではありますが、こちらはAmazonの言うことにただただ従うしかありません。
Amazonの方針に従うしかないのは承知の上、始めたつもりでしたが、この3ヶ月の間でいろいろありすぎてAmazonのことを信用できなくなってしまいました。
またこのようなことがあるのではないかと思うと、Amazonの大幅な方針変更により大赤字になることもあり得るのではないかと思いやめるにいたりました。
そう思うにいたった出来事を以下で紹介します。
(出来事1) 何を信じていいのかわからなくなるの巻
Amazon出品ではわからないことがあるとサポートデスクに問い合わせできます。電話、チャット、メールでの対応が可能で大変便利です。
始めたての頃は、調べてもわからないことを問い合わせしていました。たまに質問内容によっては、1回の問い合わせで解決できず、また問い合わせる必要がありました。電話やチャットではその時々で対応される方が異なるのですが、言うことが全員違う。
それが1回だけではなく、何回もありました。3人に問い合わせて、1人だけ言うことが違うというレベルではなく、3人とも違います(笑)
1人目が提案した対応方法を行なったら、2人目でそれはできないと言われ…というようなことが多々あり、かなり体力消耗しました。
(出来事1) 何を信じていいのかわからなくなるの巻 2
Amazon出品では、商品によって出品が規制されているものがあります。そのような商品は、決められた手続きをした人しか出品できません。
決められた手続きというのは、メーカーからの許可証をAmazonに提出する or メーカーや卸売業者からの請求書(該当商品を10個以上購入する必要あり)をAmazonに提出する かのどちらかです。
私は、基本的に出品制限がかかっていない商品を販売していたのですが、突然Amazonからあるメールが。
「Amazonでは、○○の商品に対し、出品許可の申請を適用することになりました。〜〜〜5月5日までに対象商品の出品許可を得ていない場合、対象商品の出品情報は削除されます。」
そしてメールが届いた日….. 5月6日。 (えぇ…)
急に出品制限がかかることがあるとは聞いていましたが、急すぎません?(笑)というか遅くない?
ですがメールの最後に、この商品の在庫がある場合はAmazonが返送手数料負担するよ!との文面が、「え、やさし」と思い、どのような手続きをしたら返送手数料を負担してもらえるのかサポートデスクに確認すると、
「メールの内容は間違えでした」
え、そんなんあり??(笑)
これは今後Amazonからどんな理不尽なことを言われても受け入れる必要があるなと思った出来事でした。
※出品許可申請したらいいじゃんと思われるかもしれないですが、私はびびりなので最小ロットでしか仕入れをしておらず、この商品を10個も買っていなかったのです….
2. 値下げ合戦に勝てない
私はネット問屋で仕入れしていましたが、出荷手続きをAmazonに委託すると、手数料が高いのでなかなか利益がある商品が見つかりません。あって利益率10%ぐらい。
ですので他のセラー(売る人)に大幅な値下げをされるとついていけません。
Amazonでは同じ商品ページにみんなが出品する形式なので、最安値のものが売れていきます。なので最安値でないと基本的に売れません。
思ったより売れない商品や売る人が多くなってしまった商品はどんどん値下げされていきます。(Amazonってそんな値段変わってたんだっていうぐらい結構変わります。)
もっと根気よくリサーチをしていくと、値下げされない商品や利益率が高い商品を見つけることができるんでしょうけど、私はそこにたどり着くまでに挫折してしまいました。
副業ではなく本業としてやっている方は、メーカーや卸売業者から直接買ったりして工夫されているんですかね?(月○○万円は購入するからこの価格でとか交渉するんでしょうか。)
本業の人に勝てるわけがないというのは言い訳ですが、やはり対等に戦っていくにはリサーチを忍耐強く行う必要があると思いました。
3. 在庫を抱えることへのストレス
商品を仕入れする際は、Delta Tracerというリサーチツールを使っていました。これを使うと、商品がどれだけ売れているか、何人が売っているか、価格はどう推移しているかがわかります。
このツールのおかげで大体の商品はすぐに売れていったのですが、やはり全部が全部売れるわけではありませんでした。
他のセラーが大幅な値下げをした場合や出品者が急激に増えた場合はなかなか売れず、それがかなりストレスでした。(それをカバーするほどの利益がなかったこともある)
在庫を抱えていることのストレスを知ってから、街を歩くとあるお店や飲食店のすごさを実感しました。(笑)
4. 月額利用料以外の費用
Amazonの月額利用料は4,900円ですが、Amazon出品を始めるために必要なものやサービスを購入するための費用があり、地味にお金がかかりました。
【固定費】
・Delta Tracer 2,200円/月
・バーチャルオフィス 5,500円/月(最近 500円/月のとこがあるのに気づいた…)
【変動費】
・梱包に必要なもの(ダンボール、緩衝材、袋etc) 1,000〜5,000円/月
【初期投資】
・パソコン
・コピー機
私は自分の住所を出品者情報として登録したくなかったので、バーチャルオフィスで住所を取得しました。バーチャルオフィスって言葉怪しいですよね(笑)
自分の労働力だけでなく、お金を稼ぐためにお金が出ていくのが私にとってはストレスでした。お金が出ていくのは一時でゆくゆく返ってくるというのはわかっているのですが….
5. FBA納品の準備が地味にきつい
注文を受けた商品の梱包から発送、決済まですべてAmazonが代行することをFBAと言います。FBA納品とは、FBAサービスを利用するために、商品をAmazonの倉庫へ納品することです。
これが地味に大変です。
商品によってはバーコードの貼付や袋詰めが必要なのですが、商品数が多くなるとそれだけでかなり時間がかかりますし、送料安くするため1つのダンボールにたくさんの商品を詰めるとかなり重くなるので、箱詰めした後 玄関に持っていくだけで一苦労でした。(特に女性だと)
バーコード貼付と袋詰めは、Amazonに委託することもできますが、そもそも利益率そんなよくないのに…と委託できず。
まとめ
以上が私がAmazon出品を辞めた理由です。
辞めるのを判断するには早すぎると思ったのですが、やはり一番はAmazonへの不信感から続ける意欲が出ませんでした。
Amazon出品は他のモール型ECサイト(いろんなお店が販売しているショッピングサイトのこと)に比べ、FBAがあることや既存の商品ページに相乗りする形で出品できることから、初心者でも始めやすい副業の1つです。
メリットがある一方で、「値下げ競争が激しい」、「Amazonがルール」といったようなデメリットもあります。
私は合わないと感じましたが、簡単に始められる副業の1つなので、気になる方はやってみるのもいいかもしれません。(実際利益出している人もたくさんいますしね。尊敬です。)
私はうまくいったよーという方がいれば、報告お待ちしています!